この記事の目次

  1. なぜホームページを作りたくなるのか?
  2. ホームページの効果?
    1. ①権威性をつける事ができる
    2. ②信用性を増すことができる
    3. ③商談のように説得に集中させることができる
  3. ホームページが有効である理由
  4. ホームページと事業の結び付け方の具体例
    1. 例①:士業
    2. 例②:販売業
    3. 例③:スクール業
    4. 例④:名刺代わり(企業向け)
  5. 結論:ホームページを持つ目的が、インターネットから効果を生む

ホームページを持つと考えた時の迷いに答えてみるシリーズです。

 

この「迷い」について前回の記事で、少しざっくりとした説明をしてしまったので、明確にしておこうと思います。

 

「インターネットの効果を得たいから、ホームページを持ちたい」

というこの言葉には続く言葉があり、

「・・・でも、効果が本当にあるのか分からないからどうしよう?」

という「迷い」があると考えています。

 

インターネットの効果や凄さについては、前回の記事「ホームページを持つことへの疑問に答える①」で書きました。

 

「お客さんがいるから効果も見込めるし、ホームページをやっぱり持ちたい!」

と思っているかもしれません。

 

しかし、お客さんに直接アプローチできるインターネット上のツールで言えば、ホームページ以外にも色々用意されています。

 

本当にホームページは必要なのでしょうか?

 

・これからホームページを持とうと考えている方

・ホームページを持っているけど、予想した効果が出ない方

このような方に読んで頂きたい記事です。

 

 

 

なぜホームページを作りたくなるのか?

 

「インターネットで効果を得たいから、ホームページを持ちたい!」

この思考は当たり前だと思います。

 

なぜならば、企業など事業を行っている人や個人に至るまで、ホームページを持っていることが今や普通ですからね。

「周りや知り合いが持ってるから持っていないと恥ずかしい」という声もよく聞きます。

 

それだけ「ホームページ」の知名度が、インターネットの利用を考えた場合に、大きくて分かりやすいものとなっているということです。

そして周囲だけでなく、実際に効果を出している人達がホームページを持っているのも、「ホームページを持ちたい」という思いに繋がっています。

 

何かにつまづいたり、壁に当たった時に、同じような状況の人が「ホームページを持ったら良くなった!」ということを聞けば、持ちたくなるのも当然です。

 

実際、WEB制作をしている自分でも、会社の存在や事業内容を周知することを行う時に、インターネット上のツールとしてホームページを作成することは、とても有効だと実感しています。

 

 

 

ホームページの効果?

 

当社の本事業は土木工事業です。(参考:㈱東建工業工事部HP

ホームページを持つまでの当社の仕事は、一つの太いお客さんから請け負う工事だけでした。

それが自社でホームページを持ったところ、ホームページから工事の問い合わせが発生し、複数のお客さんから工事の依頼を頂けるようになりました。

 

施工の依頼に至っていなくても、見積もりの作成依頼など、記憶に残るような行動=次につながるご依頼も頂けています。

 

これはホームページを持つことで当社が受けることのできた、ホームページの効果です。

 

このような当社の経験や、これまでにご相談頂いた内容から、ホームページを持つことで得られる3つの効果を知ることができます。

 

 

①権威性をつける事ができる

 

ホームページを使用して、ブランディング戦略というものを取ることができます。

事業内容の説明などを細かく行い、専門性を出すことで、「○○といえば○○」という状態を作れるんですね。

そうすると、お客さんがインターネットを使用して何かを探すときに、指名検索(会社名や製品名を直接入力した検索)を行ってくれるようになります。

このような専門性から生まれる信用を元にした行動を、お客さんに促すことができるようになります。

 

 

②信用性を増すことができる

 

ここで説明する信用は、権威性という専門的な知識や技術を持っていることについての信用ではなく、存在していることに対する信用です。

これをお読みの方も経験があると思いますが、聞きなれない企業から営業電話を受けた場合、その会社や電話番号をインターネットで検索したことはありませんか?

検索結果で出てきたページに、企業の情報がしっかりと乗っていると少し安心しませんか?

このような会社の存在を知らせてくれる会社情報や、提供しているサービスに必要な情報(個人情報の取り扱い・特定商品取引法の表示・利用規約などの表示)といったものは、利用する側からすれば、安心して使用するために用意して欲しい内容のページです。

正常な事業運営をしていることを知らせ、信用を作ることができるのも、ホームページの強みです。

 

 

③商談のように説得に集中させることができる

 

対面営業であれば、売り手と買い手が一対一なので、こちらの売り込みに相手を集中させることができます。

ホームページも実は、対面での一対一の商談と同じ役割を果たしてくれます。

自社の提供するサービスや製品について解説したページを用意し、それを読者に届けることで、商談をしているのと同じ状況を作り出すことができます。

選択肢が多いと人は迷ってしまいますが、ホームページに訪れてもらえれば、自社の製品やサービスのみに選択肢を絞り込ませることもできます。

ホームページ以外のインターネットサービスで同じことをやろうとした場合、複数の競合他社と一緒に掲載されてしまうことがほとんどなので、選択肢の中の一つでしかなく、「いいな」と思わせていた読者を迷わせることになります。

ホームページで自社の製品・サービスのみを訴求できるのも、ホームページの効果です。

 

 

 

ホームページが有効である理由

 

 

ホームページの効果について書いてきましたが、ここで一回まとめます。

 

一言でいえば、ホームページはお客さんの不安を取り除き、サービス・製品の成約までを行う事ができるツール、ということです。

 

インターネット上の技術やサービスが発展し、集客向きとか、販売のための機能とか、それぞれのシチュエーションで使いやすいサービスはありますが、ホームページのように集客から成約(販売)までを行えるツールはあまりありません。

 

なので、お客さんを集め、お客さんに何らかのアクションを促すのにとても有効なツールなのです。

 

しかし、有効なツールでも使い方を間違えれば、全く効果を感じられない状態が続いてしまう可能性もあります。

 

その状態を避けるポイントは、自社の事業計画や事業展開に合わせて、ホームページに役割を持たせ、運用していくことです。

 

 

 

ホームページと事業の結び付け方の具体例

 

ここからが、この記事のタイトルに書いた「ホームページを持ってどうするの?」という問いに対する答えとなる部分です。

先ほども書きましたが、事業計画・事業展開に合わせて、ホームページにどの役割を担わせるかを決めれば、効果を得やすくなります。

業種ごとにどのような使い方が考えられるか、例を挙げて説明します。

 

 

例①:士業

 

基本的にお客さん(依頼者)と直接のやり取りが必要となる業種ですね。

対面での法律相談や悩み相談などを経て、実際に仕事の依頼を受けます。

そうなると、ホームページに担って欲しい役割は、基本的には集客となってきます。

ホームページから面談予約が入り、スケジュールが埋まっていけば、本来集中したい対面での面談に労力を注ぐことができるようになります。

 

 

例②:販売業

 

インターネットを通じて製品や商品などを販売をする場合は、ホームページは集客から販売(成約)までの機能を持たせます。

なので、実際に人力で作業する内容といえば、ホームページ上への製品の登録や出荷準備などになります。

電子商材(マニュアル・ノウハウ販売)の場合は、出荷準備ですら不要となります。

ホームページだけでなく、他のインターネットサービスとも連携させやすい業種です。

 

 

例③:スクール業

 

「例①:士業」と近いものがあるので、集客がメインとなります。

士業と異なるのは、コーチングなどの指導をするという行動を、ほぼ無期限で繰り返し行うことでしょうか。

なので、生徒数を抱えきれなくなる場合、ホームページ上でレッスン動画や練習マニュアルのようなものを用意し、ある程度の指導を自動化することはできます。

そして、基礎的なことをホームページ上で個別にできるようになった段階で、応用的な内容を個人またはグループ形式で対面指導する、という流れも作れます。

 

 

例④:名刺代わり(企業向け)

 

企業でホームページを持つと考えた場合、企業(または事業)の信用度を増すために、名刺代わりとしてホームページを持つのは有効です。

その場合、ホームページは集客の機能ではなく、説得(商談)の機能を持たせるのが良いでしょう。

集客については対面での名刺交換やチラシなどの、オフラインの方法を使います。

そして、対面時の会話や紙媒体の資料等でホームページに流し込み、ホームページで細かい情報をお客さんに提供していきます。

ホームページを営業資料として利用していく使い方となります。

 

 

一部の業種を例に挙げましたが、この例のように、自社の事業計画や事業展開に合わせて、ホームページにどのような機能を持たせるのかを明確にしましょう。

そうすれば、「ホームページを持ってどうするの?」という問いに答えることができます。

 

 

 

結論:ホームページを持つ目的が、インターネットから効果を生む

 

「ホームページを持ってどうするの?」という問いを少し言い換えると、「ホームページに自社の事業のどの部分の働きをやらせるの?」という言い方ができます。

 

インターネット上では、様々なサービスがあり、高機能なものや実際に使用すれば効果が上がりそうなものはいくらでもあります。

しかし、ホームページは、自社の計画・目的に合わせて、ほぼすべての役割を果たすことができる、万能なツールです。

様々なサービスに手を出す前に、ホームページを作る方が効率的な事業計画を立てられます。

 

もし思い通りの成果が出ないとしても、改善点を探しやすいというメリットが、ホームページに役割を与えることで生まれます。

目的無い→「ホームページを持ったけど何も変わらないじゃん!」

目的有る→「アクセス数が少ないから、集客の機能を果たせてない」

どちらがツールとして使う場合、良い使い方でしょうか?

 

実際に出る数値を元に効果測定と検証を行い、改善や新しい取り組みなどを考えられる方が良いはずです。

 

なので、ホームページを持つことを考えた時に、目的を必ず持ちましょう。

事業内で、どういった役割(効果)を持たせるかを前もって決めるということです。

 

今回は、ホームページを持つことについて書いてきました。

次回はホームページを読むお客さんの事についての疑問に答えます。

 

 


 

無料PDFダウンロードはこちら!

 

ホームページを持つ前に考えて欲しい事があります。・なぜホームページを持ちたいのですか?

・誰がホームページを見ますか?

この2つの問いに答えられますか?

問いかけをする理由は、PDFの中にあります。


<全5回>ホームページを持つことの疑問に答えるシリーズ一覧

前の記事

次の記事

こちらも読まれています

お問い合せ

この記事の内容や当社についてのお問い合わせはこちらのフォームをご覧下さい。

ご利用前に当社のプライバシーポリシー免責事項をお読み下さい。

送信ボタンを押された時点で、当社プライバシーポリシー又は、免責事項にご同意頂いたものとみなします。